最近話題になっている兵庫県知事選について考えてみました。
兵庫県知事がおねだりやパワハラをして県職員を困らせていることや、知事が原因で人が亡くなったことはテレビで知りました。そのため、私自身最初は、兵庫県のためにこの知事は辞める必要があると思っていました。
しかし、斎藤知事が知事を辞めて、再選挙のときにN党の立花氏の発言を聞いて、一方的に齋藤知事が悪いと考えていたのが間違っていることが分かりました。
この問題については、他の方が色々と解説してくれています。個人的にはマスメディアの報道に問題があると思いました。次から整理していきたいと思います。
元局長の自殺の報道について
元局長の自殺の報道について、事実と噂を整理すると以下のようになると思います。
- 元局長が自殺した
⇒実際に亡くなっているので事実 - 斎藤知事が原因で自殺した
⇒これはあくまで噂話 - 斎藤知事がおねだりをしていた
⇒これもあくまで噂話 - 元局長のパソコンには問題のあるデータが隠されている
⇒これもあくまで噂話 - 百条委員会で片山副知事の話が遮られている
⇒立花氏の提供した音声データを聞く限り事実
この中でマスメディアが報道したのは①、②、③だけです。
①については、実際に元局長が亡くなっており事実なので報道することに問題は無いと思います。
しかし、②と③については、噂話に過ぎないにも関わらず、マスメディアは大々的に報道していました。
また、④も噂話なので②と③を報道するのであれば、報道しても良かったはずなのに、報道されませんでした。しかも、この件については、立花氏からマスメディアに呼びかけをしていました。
百条委員会で片山副知事が話した内容についても報道されずに、斎藤知事が責められている部分だけ切り取って報道されていました。
このようにみると、公平に報道するはずのマスメディアは、公平な報道をしているようにみえないという問題点があることが分かります。
兵庫県知事選での報道について
知事選の時の報道も同様である。事実と噂を整理すると以下のようになると思います。
- 斎藤知事が初期に一人で県民に挨拶していたシーンを報道
⇒映像としてもあり事実 - 稲村氏がリード、斎藤知事が劣勢と報道
⇒旧ツイッターやyoutubeに上がっている写真や動画を見る限り稲村氏よりも斎藤知事の方が人が集まっていたので事実とは言い切れない - 選挙選後、斎藤知事が勝ったのはSNSの使い方がうまかったと報道
⇒斎藤知事の旧ツイッターを見る限り、特別なSNSの使い方は行われていない
このように整理するとマスメディアが流した報道で正しいものは①しかないことが分かります。
②については、稲村氏の報道はされていたようですが、斎藤知事の報道はされていなかったです。そのため、テレビのみで情報を入手する人は、誤った理解をする恐れがあることが分かりました。
③についても、斎藤知事は通常通りSNSを使っているだけでした。このSNSについては、どちらかというと、立花氏達が百条委員会の問題点をSNSに上げていただけです。
そのため、兵庫県知事選の報道だけを見てもマスメディアが、偏った報道をしており、真実の報道をしているとはいえないと思いました。
まとめ
放送局は本来公平に物事を放送するべきです。
しかし、マスメディアの報道の問題点を整理すると、都合が悪い部分は報道していませんでした。図にすると以下のようになると思います。
弁護士であれば、依頼人の利益を守るのが仕事であるため、上記のように依頼人の都合が良い情報だけを述べ、依頼人に都合が悪い部分は述べないのもありだと思います。
しかし、公共のための放送であり公平に伝える義務があるにも関わらず、斎藤知事が悪いという印象を一方的に植え付けるのはどうかと思いました。
今回の件に限らず、煽り運転の被害を受けたという人の報道でも、煽られる原因の部分を映さずに、いきなり煽られている部分だけを放送していることがありました。
一方で、私自身も、一方(テレビ報道)の情報だけで斎藤知事を悪い知事と決めつけてしまったのでそこは反省しなければいけません。今後テレビを見る際は、テレビだけではなく、ネット上のある根拠資料と見比べて何が正しいのかを見ようと思います。
また、旧ツイッターやyoutubeにある情報も以下のように噂話や作り話と真実が混ざっていると思われるため、何が正しい情報かを見極められるようにしたいです。
税理士になった際は、請求書や顧客から提供される情報から真実を見つけ出す必要があるので、今のうちから正しい情報を取得する技術を身につけたいです。
反対に、顧客に情報を提供するときには、自身の感覚だけではなく、根拠となる情報を出せるようにしないといけないと思いました。
おわりに
情報を受け取る際、皆さんはどのような点に注意していますか?
多角的な視点で情報を捉え、公平な判断を心がけたいものですね。
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