税理士事務所を経営していますが集客がうまくいっていっていないため、自分に合った営業方法を見つけたいと思いウェルスダイナミクスを受講したのでその話でも。
ウェルスダイナミクスは、人の才能や強みを8〜9つのタイプに分類して、ビジネスでの戦い方・役割を考えるためのフレームワークです。
結論から述べると、
「自分の属性を知るため」にウェルスプロファイルを受講するのは良いと思われる一方で、
「営業方法を見つけるため」に受講するのであれば、おすすめはできない、というのが個人的な感想です。
では、早速本文に入ります。
ウェルスダイナミクスを受講したきっかけ
受講のきっかけは、「人生を好転させる! 才能活用ビジネスモデルの教科書」を読んだことです。
この本には、「才能によって取るべき戦略が異なる」ということが書かれており、本に掲載されている簡易判定をやってみたところ、自分は「スチール」「トレーダー」タイプという結果でした。
そこで、より良い営業方法を知りたいと思い、ウェルスダイナミクスを受講することにしました。
以下の項目を受講したところ受講料は33,500円でした。(2025年11月22日現在)
- WDコンパスセッション
- プロファイルテスト
- スペクトルテスト
プロファイルテスト、スペクトルテストの受講
ホームページから申し込みをして受講料の支払いが完了すると、テストページに入るためのIDとパスワードが記載されたメールが届き、テストを受けることができます。
今回は「プロファイルテスト」と「スペクトルテスト」を受講しました。
いずれも問題数は少なく、すぐに結果を見ることができます。
「プロファイルテスト」では、本の簡易判定とは異なり、「スチール」「ロード」という結果でした。
ロードタイプが軌道に乗るためには、サポートしてくれる人を見つけるのが一番良い、とのことでした。
一方、「スペクトルテスト」は「赤レベル」という結果でした。
「スペクトルテスト」については、
- やりたいことが明確になっていない
- 売上がなく赤字の状態
といった状況であれば、どうやっても「赤レベル」になるのではないかという印象で、売上が立っているならともかくとして、現時点で受けてもあまり役に立たないと感じました。
「プロファイルテスト」と「スペクトルテスト」を受講後は、診断セッションを受けるために、自身の属性や聞きたいことなどを記載する簡単なアンケートに回答します。
私は、属性を「ロード」、聞きたいことを「自身の属性(ロード)に合った集客方法を知るため」と回答しました。
なお、このときの診断セッションの担当者は、別のページのQ&Aを見る限り、協会で割り当てをするため選択できないと思われます。
Q.セッションは誰が担当しますか?指名することはできるのでしょうか?
ジーニアスイグナイターセッション〜あなたの才能や状況に合った最短最速の方法がわかる30分セッション〜 より引用
A.指名することはできません。協会が自信をもってご案内する最上位資格を持つ才能の専門家が対応させていただきます。
診断セッション
続いて診断セッションです。
セッション担当の方は、私とは違う属性の方でした。
ロードタイプの人がうまくいくにはサポーターを見つけることが大事とされますが、
実際に出てきたアドバイスは、社長が参加する会に参加するといった内容で、どれも「自分でうまくいかなければ参加しよう」と元々考えていたこととあまり変わらず、正直なところセッションを受けたメリットは感じませんでした。
また、セッション中にこちらへ投げかけられる質問についても、質問の意図がよく分からないものが多く、パターン化されたことを好むロードタイプ向けの質問の仕方ではなかったと感じる内容でした。
率直に言うと、聞いていてイライラする部分もありました。
さらに、「スペクトルテスト」の結果を踏まえた話として、費用の管理・削減の話が中心でしたが、正直、売上があまり立っていない状態で費用の話をするよりも、「どう売上を上げるか」という話をしてほしかった、というのが感想です。
ウェルスダイナミクスを生かすために個人的に思うこと
自分の属性が「ロード」であることを知り、サポーターを見つけることの重要性を理解できた点は良かったと思います。
一方で、診断セッションについては、人との付き合い方や会社の内部状況の改善が目的であれば、担当者が自分と違う属性の方でも良いと思われますが、
今回の私のように「自身の属性(ロード)に合った集客方法を知ること」が目的であれば、同じ「ロード」タイプの方から指導を受ける方が良いと感じました。
ウェルスダイナミクスでは9つの属性に分かれているように、属性によって考え方が異なります。
ある属性にとっては苦にならずできることでも、別の属性にとっては苦に感じ、乗り気になれないこともあります。
そのため、担当者も自身と同じ属性であれば、うまくいくこと・失敗しがちなことも似てくるため、診断セッションで聞いた話も生かしやすいのではないかと思いました。
アンケートがない状態で診断セッションを受講するのであれば、担当者が違う属性であっても仕方ないことだと思います。
しかし、今回のように、アンケートで具体的な困りごとを記載しているにもかかわらず、違う属性の担当者が割り当てられると、「この診断セッションを最大限に生かせるのかどうか」は正直なところ疑問が残る、というのが本音です。
今回の私の目的である「自身の属性に合せた集客方法を知る」という意味では、受講は失敗だったのかなと思います。
まとめ
自身の属性を知るために「ウェルスプロファイル」を受講すること自体は、良いと思われます。
また、自分と違う属性の人との関わり方を知りたい場合や、自分の進むべき方向性に当たりをつけたい場合にも、「ウェルスプロファイル」を受講することは生かせる場面がありそうです。
しかし、今回の私のように「営業方法を見つけること」を主な目的として受講するのであれば、おすすめはできない、というのが個人的な感想です。

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