新しい遠征イベントが始まってから、ギルドメンバーの遠征への参加率の低下が問題となっています。
また、名誉メンバーの選定についても、明確な基準がないと他のメンバーから不満が出たり、モチベーションが下がってギルド脱退につながるリスクがあります。
そこで今回は、ギルド管理における課題とその対応策について確認しようと思います。
結論から申し上げると、どの方法を取るにしても一長一短があり、ギルドメンバーとの協力・合意形成が不可欠だと考えられます。
それでは本題に入ります!
※本記事の他ギルドの名誉メンバー選出方法や除名基準などについては、X(旧Twitter)のギルド募集投稿や、LINEオープンチャット「【ダダサバ】ギルド募集@せにろぐ」の情報を参考にしています。
名誉メンバーの決め方
はじめに、新遠征イベントよりも前に実施されていた「名誉メンバーの決め方」について確認したいと思います。
XやLINEオープンチャットなどで他のギルドの様子を見ると、おおよそ次のようなパターンが見受けられます。
- ローテーション制
- 探索上位者から選出
- トロフィー上位者から選出
- 独自基準による選出
それぞれの方法について、メリット・デメリットを整理し、運用時のポイントも併せて紹介します。
ローテーション制
メリット:
- 強さや活動量に関係なく、すべてのメンバーに一定間隔で報酬が渡るため、平等感がある。
デメリット:
- エクセルやスプレッドシートなどでの管理が必要。
- 貢献度が少ないメンバーにも報酬が渡るため、不公平に感じるケースもある。
運用のポイント:
- ローテーションのルールを事前に周知しておくことで、納得感が得られやすい。
探索上位者・トロフィー上位者から選出
メリット:
- ゲーム内のランキングから対象者を選べばよいため、判断が簡単で管理の手間が少ない。
- 探索活動への意欲を促し、一定の活性化につながる。
デメリット:
- 遠征と並行で探索まで求められると、実質ノルマ化してしまい、モチベーション低下を招く可能性がある。
- 常に探索上位の人にしか名誉メンバーが回らないことで、遠征上位者の不満がたまりやすい。
運用のポイント:
- 管理が楽な反面、偏りや不満が出やすいため、別の要素と組み合わせるなどの工夫があるとよい。
独自基準による選出
メリット:
- 探索・遠征・トロフィーなど、複数要素を加味できるため、より多面的で公平感のある選出が可能。
デメリット:
- 各指標を整理する必要があり、管理の手間が大きい。ローテーション以上に複雑な集計が必要。
運用のポイント:
- ギルドマスター単独での運用は負担が大きくなるため、複数人で協力して管理する体制を整えるのが理想。
まとめ
以上が「名誉メンバーの決め方」の一例です。
管理のしやすさをとるか、公平性や平等性を取るかはギルドによって異なると思うので自身のギルドにあう方法で管理しましょう。
コッペリアでは、遠征の貢献度に応じたローテーション制で名誉メンバーを回しています。
ギルドメンバー除名の基準
続いて、ギルド運営における「除名管理」について確認したいと思います。
XやLINEオープンチャットなどで他のギルドの様子を見ていると、多くのギルドが未ログイン日数に加えて、以下のいずれかを除名基準として設けているようです。
- 遠征不参加者を除名
- トロフィー未達成者・探索未達成者を除名
- 他メンバーとの相対評価による除名
未ログイン日数に関しては、次のような基準がよく見られます。
- 3日以上
- 1週間以上
- 具体的な日数の記載なし
ただし、明示的にルールが書かれていても、その通りに厳格運用しているかは不明なケースも多いです。
コッペリアでも「3日以上未ログインで除名」とルールには書いていますが、実際には3日経過直後に即除名することはありません。
未ログイン日数以外の各除名基準のメリット・デメリットと運用のポイントについて紹介します。
遠征不参加者を除名
メリット:
- ギルド成長に直結するため、ルールとして正当性がある。
デメリット:
- 週4回の参加が求められると、生活スタイルによっては負担が大きい。
- 誰が参加していないかを把握する手間が発生する。
運用のポイント:
- 「週4回中〇回以上参加」など、柔軟な基準設定が望ましい。
- 名誉メンバーの選定などに遠征の貢献度を反映させると、モチベーション向上にもつながる。
トロフィー未達成者・探索未達成者を除名
メリット:
- 数値基準に基づいて判断できるため、管理がしやすい。
デメリット:
- トロフィーのノルマを達成するために、広告視聴や、無意味なレギュラーチャレンジ、鉱山周回をしなければいけないため、メンバーの負担になる。
運用のポイント:
- 無理のない範囲でノルマ設定を行い、継続可能な運用を意識する。
他メンバーとの相対評価による除名
メリット:
- 貢献度が低いメンバーを除名できるため、ギルドの活性化につながりやすい。
デメリット:
- 明確な基準がないと「個人の独断」に見え、トラブルの原因になることも。
運用のポイント:
- 除名の理由や基準をメンバーに丁寧に説明し、透明性のある運営を心がける。
まとめ
以上が、除名管理における一般的な基準とその運用例です。
「管理のしやすさを重視するか」「納得感を重視するか」はギルドの方針によって異なります。
大切なのは、自分のギルドの雰囲気やメンバーの性格に合った運用方法を選ぶことです。
ちなみに、コッペリアでは「未ログイン日数」と「遠征参加率」を基準に除名管理を行っています。ただし、現時点では遠征参加率を理由に除名したケースはありません。
ギルドギフトの取得基準
最後に、「ギルドギフトの取得基準」について確認したいと思います。
XやLINEオープンチャットなどで他のギルドの様子を見ると、おおよそ次のようなパターンが見受けられます。
- 早い者勝ち方式
- 会長、副会長、名誉メンバー以外のメンバーが取得
- 遠征等の結果に応じて
各除名基準のメリット・デメリットと運用のポイントについて紹介します。
早い者勝ち方式
メリット:
- 会長がギルドギフトを投下するだけで完結するため、管理が一切不要。
デメリット:
- ギルドギフトは30個までのため、タイミングが合わないと受け取れないメンバーが出てくる。
運用のポイント:
- ギルドギフトの投下を決まった日時に行う。
会長・副会長・名誉メンバー以外が取得
メリット:
- 管理不要でありながら、既に多く報酬を受け取っている役職者以外にもギフトが行き渡るため、平等感がある。
デメリット:
- 誰がギフトを取得したのかは、ギルドギフトが無くなったあとでなければ確認できないため、メンバー同士の信頼関係が前提となる。
運用のポイント:
- ギルドギフトの投下を決まった日時に行う。
遠征等の貢献度に応じて取得者を指定
メリット:
- ギルドへの貢献度(例:遠征参加率、探索、トロフィーなど)を反映させることができるため、公平性が高い。
デメリット:
- 誰がギフトを取得したのかは、ギルドギフトが無くなったあとでなければ確認できないため、メンバー同士の信頼関係が前提となる。
- ギルドチャット内だけでの運用は難しく、LINEオープンチャットやDiscordなど外部ツールの活用が実質必須。
- 各指標を整理する必要があり、管理の手間が大きい。
運用のポイント:
- 取得対象者を外部チャットツール等で事前に明確化し、ギルド内でも共有する。
まとめ
以上が、ギルドギフトの主な取得方法と、それぞれの運用例です。
「管理のしやすさを優先するか」、「公平性を重視するか」はギルドの方針によって異なります。
大切なのは、自分のギルドの雰囲気やメンバーの性格に合った方法を選び、無理のない形で運用することです。
ちなみに、コッペリアでは運用の手軽さを重視して、「早い者勝ち方式」でギルドギフトを配布しています。
おわりに
ギルド管理に関する今回の記事、いかがだったでしょうか。
どの運用方法にもメリット・デメリットがあります。ギルド管理は大変なため、一人で抱え込まず、メンバーと協力しながら、よりよいギルド運用を行い、活気のあるギルド作りを目指していきましょう。
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